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あわわのあはは―徳島タウン誌風雲録
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人気ランキング : 228581位位
定価 : ¥ 1,575
販売元 : 西日本出版社
発売日 : 2004-11 |
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四国・徳島の閉塞風土に風穴を開けた男の半生記 |
■私は徳島のタウン誌『あわわ』で90年代書評欄を5年以上担当、随分と文章修行させてもらった。市ヶ谷で開かれた『ガロ』長井勝一氏を追悼する会で、初対面の杉作J太郎氏(漫画家、著述業)から突然「『あわわ』の書評、読ませてもらってますよ」と話しかけられ、腰を抜かしたこともある(東京の周辺文化関係者も『あわわ』を知っていたのだ!)。
■本書はタウン誌不毛の地・徳島で『あわわ』『ASA』『050(ゼロ・ゴ・ゼロ)』を生み年商6億の会社に育てた住友達也氏の回想録。
■物凄く面白くて痛快だ。小学生時代から学級新聞作りが好きで、阿南高専時代は校内紙を復刊させるなど、編集〜出版への志向は少年期から強かったことが分かる。『あわわ』創刊時の苦労、弾き語りで食いつないだこと、様々な仲間(意外な重要人物がいっぱい登場)との出会い、校正ミスのトラブル、広告取りの逸話等、波乱の面白エピソードが満載。
■氏はやがて吉野川第十堰問題の市民運動に関わり、徳島の閉塞風土に風穴を開けるに至るのだが、後半には、それらの秘話が登場する。そして本書後半の核心部分は、その活動への陰湿露骨な圧力との戦い――。コレはもう読むしかない。
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情熱あり笑いあり涙あり怒りあり、『あわわ』あり |
徳島が全国に自慢できるのは阿波踊りとタウン誌『あわわ』である。徳島では10代の中学生から70代の私の父親まで、『あわわ』を知らない県民はいないと言っていいだろう。私も『あわわ』で育った1人である。
そんな『あわわ』を裸一貫で創刊し、大手出版社に勝るとも劣らない質と中身の雑誌に育て上げた張本人の記録なのだ。
雑誌を軌道に乗せるまでのドタバタや社有車にウンコをぶちまけられた話などを軽快な筆致で綴っていく辺りは、『あわわ』が成功した秘密が垣間見える。
筆者の住友さんはタウン誌づくりにとどまらなかった。仲間とともに吉野川の第10堰問題で住民投票の運動に関わり、県知事選に候補を擁立して奮闘する。民主主義の実践とも言うべき話である。にもかかわらず、随所にボケがかまされている。さすが元『あわわ』編集長である。
それが一転するのが「県と徳島新聞社からの圧力」の章だ。
徳島はこの地方紙の力が極めて強い。全国紙がどんなに攻めても読者を増やせない県として新聞業界では有名である(そんなことで有名というも寂しいが。もっと頑張れよ全国紙)。
この徳島新聞社と県がしでかしたことを、住友さんは石に刻む思いで書いた(に違いない)。そういう意味でこの章は住友さんの“遺書”と言ってもいいだろう(いいですよね?)。
とはいえ、ムズムズするようなこの読後感は何なのだろう。
この本を読んだ人は、じっとしていられなくなるはずである。走り出したくなるはずである。走っている人は「もっと走るぞ」と思うはずである(だからといってマラソンの本ではない。念のため)。
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人生をオシャレにカッコよく生きたいひとに、必読の書です |
笑って無性にときめいて、一気に読んでしまうでしょう。はじめもカッコよければ、去り方もカッコいい!しかめっ面で生きるのも人生、オシャレにカッコよく生きるのも人生ならば、知りたいじゃないですか、どうすればいいのか。「何となく歩くのと、100キロ先まで歩くと決めて歩き出すのでは、結果は違ってくる」ここにも秘密が隠されているらしい。座右の銘は「なにせうぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂へ」人生、何があるか分らない。だからこそ、面白い。そう言って、「好き」に理由はいらないと無一文で「タウン誌あわわ」にのめりこみ、気づいたときには年商6億! それを、23年後いとも簡単にさらりと手放してしまう、このカッコよさがたまりません。
市民活動だって例外ではありません。カッコよくおしゃれに、気楽にやろうと「住民投票に行こう!プラカード作戦」を敢行、みごと市民の共感を得て大成功を収めるのですから。
23年間を読み終えたとき、その生き様のなかに、彼のポリシーが明快に力強く語られていることに気づくでしょう。それが、押し付けっぽくなく、魅力的で楽しいのは、やっぱり彼の天性の、いや、タウン誌で培ったかもしれない、お洒落で楽天的、それでいて圧力には屈しない本気のかっこ良さと、文章力の豊かさが大きいのだと思います。
読み応え十分!傍らにおいて、生き方に迷ったらこの本を手にしたい。にっこり笑って元気になって、もう一回やってみるかと立ち上がれると思うから。もちろん、あくまでもお洒落にカッコよくです。
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数え切れないエピソードの面白さ |
スタート地点は日の当たらないジト―っとした4畳半の自宅兼ジムショ。
タウン誌なんて知ってる人の方が少ない時代に「人々をうならせる、めちゃくちゃ面白いタウン誌を作る」という野望に向かってノー天気にがんばる作者。
そんなジメジメ事務所にフラリと迷い込む愉快ななかま達。
作者の夢が、作者の予想もつかない姿に成長していく様子から目が離せず、それこそ一気に読んでしまいました。
ビッグな敵も登場します。
民意をひねり潰そうとするダークマタ―「市議会」と、権力にひれ伏す堕落したメディア徳島新聞です。でも作者は負けません。意味も知らない「住民投票」の大きなうねりを巻き起こし、粘り越しで勝利してしまいます。
こんなこと、言っていいのか??
とこちらがハラハラするくらい名指しでビシバシ書いているけど、
何でも楽しいから一生懸命にやる、そして勝とうが負けようがスジは通す心意気にとても共鳴しました。
エピソードは徳島という町を越えた普遍性を持っています。全国津々浦々に暮らす人々に、感想を聞きたい気持です。