湯布院発、にっぽん村へ
一気に読めました。日本の戦後の観光のアンチテーゼのはずだった湯布院。それをリードしてきた著者の反省と新たな決意が感じられる。この本を読んで、改めて観光とは、地域づくりとは、を再考させられた。
著者は、東宝の助監督をしていた27歳のとき父の死により故郷の大分県湯布院町へ帰郷し、旅館亀の井別荘を引き継ぐ。当時、別府に隣接する小さな温泉町に過ぎなかった由布院を、音楽祭、映画祭、牛喰い絶叫大会などのイベントを次々と企画し、現在の個性あるまちづくりに成功する。本書では、現在からは想像できないまちづくりの苦労話が含羞を帯びた飄々とした語り口で語られる。随所に挿入された写真もすばらしい。 |
このページの情報は 2006年6月23日0時32分 時点のものです。 |




